第3回精霊コロシアム戦闘設定解説(vsエミリアさん[E-No.33])

エミリアさん[E-No.33]と戦った際の戦闘設定の解説です。
実際の戦闘設定
全体的な設定の解説
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 非常に厄介な相手で、ステータスを見た瞬間は勝てる気がしませんでした。攻撃力211での瞬斬で短期決戦を挑むことも、精霊召喚して2倍拡大で長期戦(しかも使い魔召喚で威力アップ)もできて、中和までもっているのですから。なんというか、前回のコロシアムでの一番の強敵だったみちるさんにそのまま瞬斬と攻撃力と中和の厄介さを足した感じ。
(最初は魔斧持ちだから怖いなーと思ってましたが、よく見たら魔斧具現したらむしろ攻撃力が下がるという特化っぷりで更に頭を抱える羽目に)

 彼女との戦いで警戒したのは以下の二点です。
・腐食霊玉の影響で、最大HPがどんどん減らされる
中和:減衰で精霊召喚のターンが減らされる

 この記事では腐食霊玉の影響について解説します。召喚精霊の減衰対策は別の記事で。
 この霊玉は治癒使いにとっては天敵のようなものです。具体的にどれぐらい天敵なのかは、第2回コロシアムのエルブさんvs牛さんの試合を見てもらえればその怖さが良く分かります。これは極端な例ですが、最終的に最大HPを156まで減らされ、最大HP以上の158ダメージを受けてエルブさんは敗北。回復して耐えようとするほど最大HPが低くなっていくのですが、これはむしろここまで耐えたエルブさんの設定が上手かったというべきです。
この結果になるより前に、HP○%の「○%」のHPがどんどん下がっていって事故が起こりやすくなる、という問題が起こります。例えば「HP20%以下の時回復する」としていたとき、最大HPが150になっていたら実際はHP30以下の時にしか回復をしなくなってしまいます。これでは回復のタイミングが遅すぎますね。

 このような結果にならないためにはどうするべきか。答えは簡単です。活性を使って最大HPを上げます。これで最大HPが減りすぎて負けるということはまずなくなります。
それでもHP○%以下の計算が崩れてしまう。その問題はどうすれば良い?
地道に計算式をたてて事前にシミュレートしましょう!
腐食計算
 こうやって事前に計算しておくと、「HP○%以下の時に回復」の○%が低すぎて回復が間に合わない、という事故を回避することができます。
今回私が想定したケースはこちら

(私のHPが「HP○%+1」と仮定。ギリギリで回復しようとしない)
エミリアさんが瞬斬(HP-100)
次のターン
私が召喚(次から回復)
エミリアさんが瞬斬(HP-100)
次のターン
エミリアさんが瞬斬(HP-100)
 やられた!

瞬斬のダメージが100とかざっくりもいいところですが、この計算が全てです。
私は精霊を召喚してから回復するので、普通の治癒使いさんよりもワンテンポ回復が遅れるのでこのような計算になってます。
(精霊召喚に回復を対抗発動! とか出来ますけど、単体回復は疲労の面で勿体ないので)
つまり、HPが300+αあれば事故は回避できるということ。
そして常に最大HPの「○%」が300よりちょっと上でうろうろするようにHP指定して活性を使えばよい! というのが腐食対策の結論でした。
今回は、一回目の精霊召喚時に活性をかけておくことで、「HP30%以下の時に精霊召喚(回復術の条件)する」という設定だけで上手いことそのような設定にできました(さっきの画像を参照)。これはは結果的に丁度良い活性のタイミングがたまたま見つかっただけですが。

 あとは、治癒:活性を「召喚精霊に対して」「増幅IIを使って」使っている点について。
用は最大HPを400増やしたかっただけなので、方法としては2倍拡大でPCと精霊にかけるという方法でも良かったわけです(実際牛さん戦の時はそうしてます)。なぜこのような回りくどい使い方をしたのかというと、この方が中和:解除で消されにくいからです。
この理由は以下の二点。
・精霊を召喚していない間は解除されない
・精霊に活性しかつけないことで、召喚されている間も解除されにくくする
 まず、精霊にかけた「最大HPが変化する効果」は、精霊が引っ込んでいる間も効果があるという仕様(過去の報告にもあり)を利用します。精霊が引っ込んでいる間は当然敵は解除をかけることができませんので、精霊召喚を3回、もしくは1回だけとかに設定すればほぼ消されることのない活性が自分に付加されたことになります。
 続いて、中和:解除対策。中和:解除は一度にたくさんの有利な効果を消せるのが魅力ですが、逆に有利な効果が少ないときは精製:模擬効果に弱いという特徴があります。なので、精霊に活性以外の有利な効果をつけないことで、解除を使われても精製:模擬効果のダミーが一つずつしか減らない(=解除を6回使わないと消せない)ようにします。
 前半は、使い方がすごく限定されますし、どこかで修正が来るとも限らないのですけれども、こういう使い方もできるんですよ、ということで紹介してみました。