対抗発動の発動順について

戦闘設定の解説を書いていくうえで、避けては通れなさそうな説明なので個別の記事として書くことにしました。精霊術の対抗発動において、同じタイミングで発動する精霊術が複数あった場合、どんな順番で発動するの? という説明です。
それぐらい誰でも知ってるよ! というぐらい一般に周知の事実なら良いのですが、念のため書いておきます。

そもそも対抗発動とは何なのか。ということを一言で簡単に表すと、
相手の精霊術より先に効果を発揮させることです。
詳しい設定方法などは本家のルールを見ていただくとして、この記事ではそれだけ覚えておいてもらえれば大丈夫だと思います。

対抗発動を使うと、敵の強打に対抗発動して防御、味方の強打に対抗発動して睡眠など、敵の攻撃をピンポイントで防いだり仲間同士で連携をすることができます。しかし、防御の対抗発動と睡眠の対抗発動が同時に起こった場合、どちらが先に発動するのかよく分かりません。
「強打、防御、睡眠」の例だと、どんな順番で発動しても結果に大きな違いがありませんので、今回は「強打、防御、魔力の槍」の三つの精霊術を使った時を例として説明します。

精霊術を発動待機させた時、敵だろうと味方だろうと、誰の精霊術であっても一つの同じ「発動待機所」というところで待機するものと仮定します。
発動待機所
実際のシステムがどうなっているのかは分かりませんが、こう仮定すると説明しやすいのです。「強打、防御、魔力の槍」の三つの精霊術が発動する順番は、「防御」と「魔力の槍」が使用された順番により変わります。言葉だけの説明では分かりづらいかもしれませんので、以下の図を見てもらえば言いたいことが伝わらないかなと期待しています。

対抗発動

左の図では、「防御」、「魔力の槍」の順番で発動待機をしています。
このとき、発動待機した精霊術は、発動待機所に上から放り込まれていきます。
なので、先に発動待機した精霊術ほど発動待機所の下の方に溜まることになります。
左の図の場合は、「防御」が発動待機所の最も下に待機することになります。

さて、二つの精霊術が待機したところで、精霊術「魔力の刃」が発動するとします。
精霊術が発動すると、対抗発動できる精霊術がないか、発動待機所の下の方から確認していきます。
そのため、まず防御が発動連鎖に組み込まれ、魔力の刃より先に発動します。
次に魔力の槍が発動連鎖に組み込まれ、それまでに発動連鎖に組み込まれた精霊術(魔力の刃と防御)より先に発動します。
結果として、発動する順番は「魔力の槍→防御→魔力の刃」 となるわけです。

右の図では、防御と魔力の槍の発動待機する順番が逆になっています。
この場合も、左の図と同じように考えると「防御→魔力の槍→魔力の刃」と発動することが分かると思います。

このように、同じ精霊術に対抗発動する精霊術が二つ以上あった場合、後に発動待機した精霊術ほど、先に発動するのです。

このため、この例ですと敵、味方ともに精霊術を相手より後に使用した方がおいしい結果になります。
もっとも、防御側は使用するタイミングを遅くしようとした場合、防御を使用する前に強打を発動されて全てが台無しになる可能性がありますので、素直に魔力の槍だけに対抗発動した方が楽でしょうけれど。

プラスアルファ
「強打に対抗発動するかどうかの判定」を発動待機所の全ての精霊術に行った後、その次に発動した精霊術に対抗発動するかどうかの判定が行われます。
上の図の左の例の場合、「強打に対抗発動するか判定→防御に対抗発動するか判定→魔力の槍に対抗発動するか判定」という流れになるのです。
そのため、上の図の左の例に「防御に対抗発動して睡眠を発動」 という精霊術を加えた場合、どのタイミングで使用されていたとしても一番最後に発動連鎖に組み込まれる(=一番最初に発動する)ことになります。

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